射影機

フェラーリは知名度があり、また一目でわかるデザインであることからか、映画への登場も数多くあります。作品のキーになっていたり、印象的なアイコンとして活躍したり、とさまざまな映画でその姿を見かけることもあるものです。

今回はフェラーリが登場するいくつかの映画や関連する出来事から、フェラーリの役割を見てみるのも面白いかと思いましたので紹介をしてみようと思います。

フェリスはある朝突然に

学校をさぼる男子高校生の一日を描いたアメリカ映画。主人公のフェリスが学校をさぼり、金持ちの友人・ガールフレンドとともに、友人の親が所有するフェラーリ250カリフォルニアに乗って街へ…というストーリーで展開されるものです。

ただ、フェラーリはかなり乱暴な扱いを受けます。撮影用に本物を使おうと考えていたようですが、もともと破壊されるものであったため、レプリカが3台作られたそうです。色々印象的なシーンの多い映画で、後年の映画でもオマージュに使われることもあります。

フォードvsフェラーリ

1966年のル・マン24時間耐久レースを描いた映画。常勝チームのフェラーリに、フォードが挑むドラマを描いています。クリスチャンベールとマット・デイモンがダブル主演。フェラーリを超えるためにフォードが新マシンの開発や新たなドライバーを獲得し、困難を乗り越えていくというストーリーです。この映画ではフェラーリがライバル側としてになりますが、これも当時のル・マンで強さを見せていたというところが大きく、別視点からフェラーリの良さを感じることもできます。

モータースポーツが好きな人ならぜひ見てほしい映画で、逆にモータースポーツに興味がないと少し尺が長く感じるかもしれません。ですが、良い映画なので機会があればぜひ見てほしいものです。

バッドボーイズ2バッド

刑事もののアクション映画で、フェラーリ550マラネロが登場します。序盤から激しいカーチェイスがあり、フェラーリが主人公たちの相棒となって活躍するシーンが印象的です。とにかくマラネロが走る姿は一見の価値があります(アクション映画なので、ヘッドランプが撃たれたり、ダッシュボードが撃たれたり、とボロボロになっていくのは悲しいのですが)。

カッコいいデザインのフェラーリとカッコいいチェイスシーンが重なるので、フェラーリが活躍するシーンを見たい方にオススメの映画です。

フェラーリは知名度があるため、さまざまな意味合いを持って映画に登場しているのがおわかりいただけたかと思います。
今後も映画に登場する際、どういう形で扱われるか、とても楽しみなものです。